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がんとギラン・バレー症候群を経験した私が、もう一度恋愛と向き合い、人生を共に歩める相手と出会うまでの実話。
「病気でも恋をしていいのか?」と悩むすべての人に贈る“受け入れられる幸せ”の物語。
■ 「もう一度、誰かと生きたい」と思えた日
ギラン・バレー症候群を発症してから、
長いリハビリと療養期間を経て、ようやく体も心も落ち着いてきた頃。
ふと、頭に浮かんだのはこんな言葉でした。
「両親に孫の顔を見せたい」
がんもギラン・バレーも経験してきたからこそ、
「生きているうちに感謝を伝えたい」
「誰かと人生を分かち合いたい」
そんな気持ちが強くなっていったのです。
■ マッチングアプリ再開 ― 再出発の一歩
職場での出会いはほとんどない。
だから私はまたマッチングアプリを開きました。
ただし、前回の“ぼったくり事件”を教訓に、
今回はプロフィールもやり取りもすべて慎重に。
「病気のこと」「体の後遺症」「これからの不安」――
すべて正直に書きました。
最初は正直怖かった。
「病気してる人はちょっと…」と返信が返ってくることもありました。
でも、そうした反応も含めて今度は受け止めようと決めました。
「それでもいい。理解してくれる人に出会いたい。」
そう覚悟を決めていたとき、ひとりの女性からメッセージが届きました。
■ 返信が遅いのに、なぜか気になる人
その女性は、返信の間隔が長い。
メッセージも淡々としていて、特別な盛り上がりもない。
それでも、なぜか気になった。
勇気を出して飲みに誘うと――
「ぜひ行きましょう!」と笑顔の返信が。
そして池袋の居酒屋で初めてのデートをしました。
■ 「飲み好き」がくれた共通点
彼女は明るくて、よく笑う人でした。
お酒も好きで、私の“飲み好き家族”ともきっと気が合うだろうなと思いました。
私にとって「お酒を一緒に楽しめること」は、
ただの趣味の一致ではなく“人生を共に楽しめる人かどうか”の大事なポイントでした。
居酒屋で仕事の話や過去の苦労話、
そして少しだけ病気のことを話しました。
「実は…がんをしてて、ギラン・バレー症候群も経験してて…」
少し緊張しながら伝えた私に、
彼女は驚くことも、引くこともなく、ただニコッと笑いました。
「そうなんですね。すごいですね、ちゃんと乗り越えてきたんですね。」
その言葉に胸の奥がじんわり温かくなりました。
■ “受け入れてくれる”という幸せ
彼女は私の弱さを否定しませんでした。
むしろ「そんな経験をしてきたあなたは強いと思う」と言ってくれました。
その瞬間、私は心の中で何かがほどけるのを感じました。
「この人となら素直に生きられる」
そう思えたのです。
■ そして、運命の人に
初デートから間もなく、2回目のデートで交際がスタート。
驚くほど自然で、無理のない関係。
どんな過去も、どんな不安も、そのまま受け止めてくれる人。
それが、今の妻です。
「病気をした自分なんて…」と一時は思っていたけれど、
実際は思っている以上に世界は優しい。
自分が心を閉ざさなければ、ちゃんと光は差し込む。
そう教えてくれたのが、彼女との出会いでした。
💡学びとメッセージ
- 「弱さを見せる勇気」がほんとうの強さになる
- どんな経験も受け入れてくれる人は必ずいる
- 人生を変えるのは“素直な自分”を見せた瞬間
👉 次回:「障がい者手帳を持つということ──レッテルではなく、ひとつの選択」
👉 〜もしこのまま死んでしまったら〜


