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病気の後遺症で思うように動けない体で出会った、マッチングアプリ詐欺。
1時間で11万円を奪われた夜、逃げられなかった悔しさ、信じた後の裏切り——
それでも「信じる力」を手放さなかった僕のリアルな記録【まとめ編】です。
■ 1時間で“11万円”。現実とは思えなかった
知らない女性とたった1時間話しただけで、11万円。
冷静に考えればありえない金額ですが、
あの時の私は正常な判断ができませんでした。
足が思うように動かず、頭は混乱している。
「早くこの場から抜けたい」
それだけを考えていました。
ATMでお金を下ろし、
そのまま彼女に渡すと、彼女は一言。
「ごめん、飲みすぎちゃったから今日は帰るね。」
振り返ることもなく、雑踏の中に消えていきました。
残されたのは、私一人。
そして空っぽになった財布と心だけでした。
■ 「カードは手数料20%」——逃げ場のない誘導
お店の男は淡々とした口調で言いました。
「カードは20%手数料かかるんで、現金でお願いします。」
拒否したらどうなるかわからない。
体も不自由で逃げられない。
警察を呼ぶ勇気も出ない。
“理不尽”という言葉がこれほど似合う夜はありませんでした。
■ 家に帰っても眠れなかった夜
帰宅してから、
悔しさと怒り、そして虚しさが一気に襲ってきました。
どうして自分が?
どうしてまたこんな目に遭うんだ?
何より悔しかったのは、
「健康な体なら、何か他の行動ができたのに…」という思いでした。
ギラン・バレーの後遺症で脚が動かない。
走れない。
だから、立ち向かうことも助けを呼ぶこともできなかった。
騙されたことよりも、
“何もできない自分”が情けなかった。
■ 冷静になってわかった「仕組まれた罠」
後日、冷静に考えてみて気づきました。
あの流れは、すべてが仕組まれていたんです。
- マッチングアプリで“優しそうな男性”を狙う
- 「デート代は男性が払う」設定の相手を選ぶ
- グループで動き、提携している店へ誘導
- 高額ドリンクを勝手に注文
- 最後は“現金払い”で完結
完全に“チームでやる詐欺”です。
しかも、その後SNSで調べると、
同じような被害に遭った人が何人もいました。
■ 「病気じゃなければ…」という後悔
本当に情けなかったのは、
自分が“病気のせいで動けなかった”ということでした。
健康な時なら、すぐ警察に駆け込めたはず。
大声を出して助けを呼ぶこともできたはず。
でもその夜の私は、
足が震えて、一歩も前に出られなかった。
「ギラン・バレーになってなければ…」
「なんで自分ばかり、こんな試練が来るんだ…」
その思いが、何度も頭をよぎりました。
■ それでも「生きてる」ことが何よりの証
でも、今思うと、
この出来事も“人生の一部”なんだと思えます。
騙された。
悔しかった。
情けなかった。
でも、それでも——
私は生きている。
命があるから、反省もできる。
書くこともできる。
誰かに伝えることもできる。
あの夜の出来事は、
“生きてる証”のようなものだったのかもしれません。
■ 社会問題になった「マッチング詐欺」
後日ニュースで見ました。
「マッチングアプリを使ったぼったくり被害が急増」
警察が摘発に動き、歌舞伎町では
「アプリでの誘いに注意」とスピーカーで流れるように。
きっと、あの時の店もその一つだったのでしょう。
怒りもあるけど、
同時に「自分が生きて戻れた」ことへの感謝もありました。
■ この夜が教えてくれた“信じる力”
騙されたことは、決して誇れることではありません。
でも、「誰かを信じた自分」は間違っていなかったと思っています。
人を疑うことよりも、
信じることの方が何倍も難しい。
それでも、人を信じられる自分でいたい。
病気も、詐欺も、全部ひっくるめて、
「それでも前を向く」——それが今の私の生き方です。
💡 学びとメッセージ
- 人を疑うことより、信じ続ける強さを持とう
- 健康も安全も「当たり前」じゃない
- 苦い経験こそ、誰かの希望になれる
👉〜もしこのまま死んでしまったら〜
👉 病気後、初めての恋愛 〜もう一度、誰かと笑いたかった〜


