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面会禁止の孤独な入院。
それでも「治療が始まる」という希望が支えだった――
ギラン・バレー症候群のリアルな入院生活を伝えます。
■ 「しっかり治してもらえよ!」
父のその言葉に背中を押されながら、
私は入院するためにエスカレーターを上りました。
2021年、コロナ禍の真っ只中。
入院したら完全に“ひとり”。
面会禁止。家族も友人も病棟には入れません。
本当に、孤独そのものの入院生活の始まりでした。
■ 不安よりも「ようやく治療できる」安心
正直、不安はありました。
けれどそれ以上に「やっと原因に向き合える」という安堵の方が大きかった。
それまで1ヶ月以上、体の異変に悩まされ続けてきた日々。
ついに治療が始まる――
そう思うと、ほんの少しワクワクさえしました。
■ 驚きの現実。体重が10kg減っていた
入院初日の身体測定で、思わず目を疑いました。
体重が10kgも減っていたのです。
筋肉質な体だったので、脂肪だけでなく筋肉までごっそり落ちたということ。
鏡に映る自分の身体は、どこか“別人”のようでした。
でも不思議とそれを悲観的には感じなかった。
「まぁ…痩せたのは結果オーライか」
と、むしろ前向きに捉えようとしました。
■ 治療開始。「免疫グロブリン点滴」との戦い
治療は、5日間かけて「免疫グロブリン」という薬を点滴で投与するところから始まりました。
この薬は“病気を治す”というより“悪化を止める”のが目的。
つまり「これ以上悪くならないようにするための薬」なんです。
その後は地道なリハビリが中心の生活になります。
- 足の筋力を戻す「歩行訓練」
- 指先の動きを鍛える「手のリハビリ」
小さな一歩を積み重ねる日々。
“普通に立つ”こと“物を持つ”こと、
当たり前の行動を一つひとつ取り戻していきました。
■ それでも、病院の中は「別世界」だった
入院生活は想像していた以上に“異世界”でした。
時間の流れが遅く、外の世界から切り離されたような感覚。
スマホを手にしても友人に気軽に連絡できる雰囲気ではない。
夜は消灯が早く、周囲から聞こえるモニター音とナースコールの音だけが響く。
まるで“静かな戦場”のようでした。
それでも私は心の中で小さく呟いていました。
「大丈夫。ここからまた立ち上がればいい。」
💬 まとめ
・孤独な入院生活でも、「治療が始まる」という希望が支えになる
・体の変化に驚いても、前を向くことで少しずつ回復できる
・病院という“別世界”に入って初めて、健康のありがたみを実感する
💡 あなたへのメッセージ
誰にも会えず、不安な入院生活。
でも「治療が始まる」ということは“希望が始まる”ということ。
焦らず、一歩ずつで大丈夫。
今のあなたの小さな前進が、きっと未来の笑顔につながります。
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