保険は不要。そんなことがSNSで発信される昨今。
みなさんはどう思いますか?私は保険に本当に救われました。
人それぞれの考え方があります。
実際に保険が役に立った話もひとつは綴っていきます。
病気になって初めて分かった保険の本当の価値
2度目の精巣腫瘍の診断を受けたとき、頭の中が真っ白になりました。
「自分がまたがんになるなんて」
そんな思いと同時に頭に浮かんできたのは「お金」のことでした。
入院中の生活費は。収入が途絶えたら生活はどうなるのか。
そんな不安の中唯一の救いだったのががん保険でした。
手術、入院、そして収入減・・・重なる不安
手術が決まり入院の準備を進める中で、現実的な問題が次々と浮かび上がりました。
医療費だけではない。
問題は「働けなくなること」でした。
会社員であっても休職が長引けば収入は減ります。
自営業やフリーランスならなおさらです。
退院後も体調が戻らず、以前のように働けない日が続きました。
やる気が出ない。集中できない。体が重い。
後から分かったことですが、これは男性ホルモン(テストステロン)の低下が原因でした。
数値が正常値の230から20以下にまで落ちていたのです。
でも、保険給付金があったから焦らずに回復を待つことができました。
保険金が下りるまでの不安な日々
手術後、保険会社に給付金の請求をしました。
診断書を取り寄せ、必要書類を揃え提出する。そして待つ。
「本当に下りるのだろうか」
「審査で引っかからないだろうか」
そんな不安が頭をよぎりました。
実際、保険給付金が振り込まれるまでには診断書取り付けなどで数週間かかりました。
その間、貯金を切り崩しながら生活費を賄う日々。
正直、不安でたまりませんでした。
でも、無事に給付金が下りたとき心から安心しました。
「保険に入っていてよかった」
そう思えた瞬間でした。
SNSの「保険不要論」をどこまで信じるか
SNSでよく見かける「保険なんて無駄」「貯金だけで十分」という意見。
毎月数千円の保険料を払うくらいなら、貯金や投資に回した方がいいんじゃないか、と。
でも、実際に病気になって分かりました。
保険は「損得」で考えるものじゃない。
「安心」と「選択肢」を買うものなんです。
もし保険に入っていなかったら、私は焦って無理に働こうとしていたかもしれません。
治療の選択肢を「お金」で諦めていたかもしれません。
保険があったから、治療に専念できました。
保険があったから、家族に「大丈夫」と言えました。
保険があったから、未来を諦めずに済みました。
「悪性であってほしい」と願ってしまった複雑な心境
実は、最初の診断では「良性か悪性か分からない」と言われていました。
手術をして病理検査をしないと確定できない、と。
そのとき心のどこかで思ってしまったんです。
「悪性であってほしい」
なぜなら、がん保険の給付条件が「悪性新生物」だったから。
もし良性だったら貯金から切り崩さないといけない。
入院中の収入減もカバーできない。そう考えると、複雑な気持ちになりました。
結果的に悪性と診断され、保険給付金が下りました。
この経験は今でも忘れられません。
病気になるとお金のことを考えざるを得なくなる。
それが現実です。
2度目のがんで改めて保険の大切さを実感
私は1度がんをしてしまっているため、健康な方とは違う、
持病がある方用という医療保険、がん保険にしか入れませんでした。
健康な人よりも条件は良くなく(今回で言えば給付要件が悪性のみなど)保険料も割高のものです。
保険は若いうちから入ると損と思われがちですが、むしろ病気をしたり、年齢を重ねてから入った方がトータルコストはかかってしまいます。
そもそも病気をすると保険に入る意識は強まります。
しかし病気になってから「入っておけばよかった」と後悔しても遅いことが多いです。
「保険に入っていてよかった・・・本当に」
手術前夜、エンディングノートを書きながら思いました。
「もし自分が死んだら、家族はどうなるのか」
色々な不安はありましたが、保険に入っていたことで、
少なくとも「お金」の不安は軽減できました。
保険は未来を守る道具です。
もしあなたが今、保険について考えるのであれば、まずはプロに相談してみてください。
本当に入るべきか。
今の保険で本当に十分なのか。
家族構成やライフステージに合っているのか。
プロと話すことで見えてくることがたくさんあります。
備えることは、未来を守ること。
私はそう信じています。
医療情報の取り扱いについて
当ブログは筆者個人の体験記です。医療上の判断を目的としたものではありません。症状がある場合や治療の判断は医療機関にご相談ください。記事内で医学的事実・制度等に触れる場合は、公的機関や医療機関、学会等の一次情報を参照し、記事末尾に参考リンクを記載します。
記事の更新・訂正について
制度変更や情報の誤りが判明した場合は、内容を追記・修正し、記事末尾に更新日と修正内容を記載します。内容にお気づきの点がありましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
問い合わせ
