突然、体が動かなくなった ギラン・バレー症候群の恐怖

ギランバレー症候群
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たった一晩で、体が「自分のものじゃなくなる」

あの朝、私はほんの少しの違和感から始まりました。
左の指先が少し動かしづらい。
それでも「筋肉痛かな」「昨日の肉離れのせいかも」と軽く考えていました。

けれど、昼過ぎ。
お客様との商談を終えて立ち上がろうとした瞬間、
脚に「力が入らない」ことに気づきました。

たった10メートル歩いただけで息が切れる。
バッグを持つ手の力が抜けて、両手で抱えないと持てない。

さっきまで普通にできていたことが、
数分後にはまったくできなくなっていたのです。

恐怖で震えながら、なんとか家へ帰る

「なんだこれ…?神経?脳?それとも…」
頭の中が真っ白になりました。

なんとか家まで帰りつき、ソファに倒れ込みました。
坐骨神経痛の経験があったので、
「神経が圧迫されたのかも…」と自分に言い聞かせながら、
必死にスマホで検索を始めました。

「これは尺骨神経麻痺だろう」
「肉離れが悪化しただけかもしれない」

そうやって自分を落ち着かせようとしましたが、
心の中では『これは普通じゃない』という直感が鳴り続けていました。

医師の診断は「原因不明」

その日の夜、母に付き添ってもらい急いで病院へ。
問診、血液検査、CT、電気信号の検査…
でも、どの検査をしても「異常なし」。

医師は淡々とこう言いました。

「原因はわかりません。」

その一言で全身の力が抜けました。
『わからない』ほど恐ろしい言葉はありません。

病気より怖かったのは、「見えない不安」

がんのときは少なくとも「敵の名前」がわかりました。
だけど今回はそれすらない。

「歩けないのに原因がわからない」
それがどれほどの恐怖か、あの時の私には説明できませんでした。

保険の仕事をしている私は、
日々「健康の大切さ」や「リスクへの備え」を語っていました。
でも、いざ自分がその『当事者』になると、
言葉では語れないほどの不安が押し寄せてきました。

たった一日で変わる「当たり前」

昨日まで普通に歩けていた。
階段を上がり、電車に乗り、笑いながら仕事をしていた。

でもその『当たり前』は、
一晩でいとも簡単に壊れてしまうことを私はこの日知りました。

「健康はなくして初めて気づくもの」
それを身をもって痛感しました。

🩹補足メモ:初期症状で多いサイン

ギラン・バレー症候群の初期は次のような【軽い違和感】から始まるケースが多いです。

  • 指先、足先のしびれ、力が入りにくい
  • 歩くときに踏ん張れない
  • 一気に疲れやすくなる
  • 高熱や胃腸症状のあとに症状が出る

少しでも「おかしいな」と感じたら早めの受診を。

この記事を書いた人
maromau

3度の大病(精巣腫瘍を2回/ギラン・バレー症候群)を経験。
「不安の中にも希望はある」をテーマに生きるヒントを発信しています。
病気のこと、お金のこと、感じたこと、気づいたこと、色々と発信をしていきたいと思います。

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