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退院しても、元の生活にはすぐ戻れなかった――。営業職の私が10ヶ月の休職期間で気づいた「心と体のリハビリ」の大切さ。水中リハビリや小さな挑戦を通じて、焦らず前に進む力を取り戻した体験を綴ります。
■ 退院=ゴールではなかった
長い入院生活を終えて、ようやく退院。
病院の外に出た瞬間、
「よし、これからやるぞ!」と気持ちは高ぶっていました。
でも現実はそんなに甘くありませんでした。
階段を上がるだけで息切れする。
重いバッグなんて持てない。
スーツを着て外回りなんてとても無理。
“退院=元に戻る”と思っていたけれど、
実際はそこからが再出発のスタートでした。
■ 「焦らなくていい」その言葉に救われた
会社の上司や仲間から言われた言葉。
「焦らなくていい。ちゃんと体を整えてから戻ってこい。」
その一言で心の重りがすっと軽くなりました。
結果的に私は約10ヶ月間の休職を選びました。
営業職としては異例の長さ。
でも私にとっては“必要な時間”でした。
この期間を「人生の充電期間」にしよう。
そう決めて、焦る気持ちを抑えました。
■ 水中で取り戻した“自由”
退院して最初に始めたのは水泳リハビリでした。
陸上ではまだ思うように動けない体。
でも、水の中なら違いました。
重力が軽くなり、足がスッと動く。
その瞬間、まるで「体が自由を取り戻した」ような感覚でした。
最初は水中ウォーキングから。
少しずつ距離を伸ばし、1周、2周、3周…と増やしていく。
「動ける」という実感が、心を元気にしてくれました。
“できないこと”ではなく、“できること”を数えよう。
その考え方が私を支えてくれました。
■ 頭も心も“リハビリ”が必要だった
体だけでなく、心と頭も動かしたかった。
でも、仕事の勉強ばかりだと気が滅入る。
そこで始めたのが【世界遺産検定】の勉強です。
病室で「復活したらたくさん旅行がしたい」と思っていた夢を、
小さな形で再スタートさせたんです。
地図を広げて世界を知る。
文化や歴史を学ぶ。
「行きたい場所」が増えるたび、
少しずつ未来への希望も膨らんでいきました。
身体はまだ不完全でも、心は旅をしていい。
そう思えた瞬間、前向きになれました。
■ “立ち止まること”も、人生の一部
焦っても、すぐには元通りにはならない。
でも、それでいい。
人より遅くても、遠回りしても、
一歩ずつ前に進んでいけばいい。
10ヶ月の休職期間で気づいたのは、
「立ち止まる時間にも意味がある」ということでした。
動けない時間は、
これまで見えていなかった“感謝”や“余裕”を教えてくれる。
💬 まとめ
- 退院はゴールではなく“新しいスタート”
- 水中リハビリで小さな自信を取り戻した
- 立ち止まることも、人生の一部
💡 あなたへのメッセージ
「焦らず、立ち止まる勇気」も大切です。
心と体をゆっくり整える時間は、決してムダではありません。
その時間が、次の“前進”のエネルギーになります。
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