“普通”に戻りたかっただけなのに

ギランバレー症候群

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■ 復帰=完全復活ではなかった

長いリハビリを経て、ようやく仕事に復帰できた。
それは本来なら喜ぶべきことでした。

でも、私の“復帰”は決して“全快”ではありませんでした。

左足はつま先立ちができない。
細かい作業をすると手がつる。
少し歩くだけで疲れる。

走れない。
スーツを着て外回りすると腰や背中が痛む。

そんな自分に対して心の中で何度もつぶやきました。

「早く“普通”に戻りたい」

ただそれだけの願いでした。

■ 「普通」に戻るために、どれだけ使ったんだろう

復帰後、私は体をほぐすためにマッサージや整体に通いました。
最初は1回3,000円くらいの気軽なものから。
でも効果が出ない。

「もっと根本的に変えたい」
そう思っていろんな治療法に手を出しました。

・1回1万円の“背骨を揺らす整体”
・「走れなかった人が走れるようになった」という評判の接骨院
・全国展開の大手整体チェーン
・テレビやネットで話題の健康器具

気づけばかなりの金額を使っていました。

■ 「特に変化なし」――現実の壁

正直、どれも一時的な効果はありました。
でも数日経てばまた同じ痛みが戻る。

「なんで…?」「これだけ頑張ってるのに…」
鏡の前で自分に何度も問いかけました。

「普通に歩く」
「普通に走る」
「普通に働く」

世の中の“当たり前”が、
こんなにも遠いなんて思ってもみませんでした。

■ お金でも時間でも買えない“回復”

病気になって初めて気づきました。
「健康」って、当たり前じゃない。
そして、「普通」に生きることほど尊いものはない。

私は“普通”を取り戻すために、
時間もお金も惜しまず使いました。

でも、それでも完全には戻らない現実。
どれだけ努力しても、“完治”という言葉は遠いままでした。

■ 「普通」にこだわりすぎていたのかもしれない

今振り返ると、
「普通に戻る」ことにこだわりすぎていたのかもしれません。

他人と比べて、落ち込んで、焦って、
自分を責めてばかりいた。

でも、少しずつ気づきました。

“普通”って、誰かと比べるものじゃない。
自分にとっての“今の普通”を大切にすればいい。

完全に元に戻らなくても、
できることはきっとある。
それを見つけることが、私の次の課題でした。

💬 まとめ

  • 「普通」は、思っているより遠くて尊い
  • 努力しても結果が出ない時もある
  • “今の自分”を受け入れることから、次が始まる

💡 あなたへのメッセージ

「昔の自分に戻りたい」
そう思う気持ちは、誰にでもあります。

でも、今のあなたも確かに頑張っている。
その姿を認めてあげてください。

“普通”じゃなくてもいい。
“あなたらしく”生きていることが、一番の回復です。

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