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もしこのまま死んだら、何を遺せるだろう──。
がんとギラン・バレー症候群を経験した私が、人生の終わりを見つめた先に出会った「結婚」と「相続」というテーマ。
生きる意味、家族への感謝、命を繋ぐ想いを綴った体験記です。
■ 天井を見つめながら浮かんだ“もしも”の問い
少し戻って入院中、夜の病室でのこと。
薄暗い天井をぼんやり見つめながら、私はふと思いました。
「もし、このまま死んでしまったら…」
そんな言葉が自然と心の中から出てきたのです。
これまでがん、そしてギラン・バレー症候群。
生きるか死ぬかの場面を経験してきました。
それでも「死」を具体的に意識したのは、このときが初めてでした。
体は動かず、誰にも会えず、ただ天井だけを見つめる時間。
その沈黙の中で、
「自分は何を遺せたのだろう」
「家族に感謝を伝えられたのだろうか」
そんな想いが次々にあふれてきました。
■ 生きる意味をくれた、2つのテーマ
退院して少しずつ体が動くようになってから、
私は“生きる意味”を探し始めました。
その中で2つのテーマが心に浮かびました。
それが――
「結婚」と「相続」 です。
どちらも、一見関係ないように見えます。
でも、私にとっては「人生を繋ぐ」という点で、
同じ意味を持っていました。
■ 「結婚」──家族をつくり、想いを繋ぐこと
私はずっと、
「親に孫の顔を見せたい」
「家族を守りたい」
そんな想いを抱いていました。
がんやギラン・バレーを経験し、
「命の有限さ」を痛感したからこそ、
人と“想いを共有すること”の尊さに気づいたのです。
もちろん婚活は順風満帆ではありませんでした。
マッチングアプリでは断られたり、
「病気してる人はちょっと…」と
はっきり言われたこともあります。
でもそれでもあきらめなかった。
いつか「病気も含めて自分を受け入れてくれる人」と出会える。
そう信じていたからです。
■ 「相続」──命のバトンをどう繋ぐか
もうひとつのテーマ、「相続」は、
ある出会いをきっかけに私の人生に深く関わってきました。
ある日知人に誘われて「相続を学べる団体」の話を聞きました。
最初は正直「お金持ちの話でしょ?」と思っていました。
でも、学んでいくうちに衝撃を受けました。
相続とは――
「自分の想いを次の世代へ繋ぐこと」
単なる財産の話ではなく、
“生き方”や“感謝”をどう遺すかという、
心のバトンの話だったのです。
■ 「保険」と「相続」が繋がった瞬間
私は保険営業をしていました。
でも当時は「商品を売る」ことに意識が向いていて、
“その先にある人の想い”までは見えていませんでした。
しかし「相続」を学んだことで改めて気づきました。
生命保険は【人の想いをカタチにする手段】であること。
病気になってわかったのは、
人は“明日が当たり前じゃない”ということ。
だからこそ、
「今のうちに伝える」「残しておく」ことが、
どれほど大切かを身をもって知りました。
■ 病気をしたからこそ見えた“本当に大事なこと”
もし、病気になっていなかったら・・・
きっと私は「もっと稼ぎたい」「もっと上を目指したい」と
走り続けていたと思います。
でも今はこう思えるようになりました。
「病気をしたからこそ、本当に大切なものが見えた」
健康
家族
仲間
そして、生きているという実感
あの時間があったからこそ、
“生きる意味”を深く考えられた。
“感謝”という言葉を、心の底から理解できた。
今の私はそう思えるのです。
💡学びとメッセージ
- 人は「終わり」を意識して初めて、「今」を大切にできる
- 想いを遺す準備は、年齢に関係なく始められる
- 病気や逆境も“生きる力”に変えられる
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